僕が「製造業×Web診断」を始めた理由

コロナで突きつけられた現実
2020年。コロナが社会を一変させたあの年。
僕がこのビジネスを始めたきっかけは、そんな未曾有の出来事が直接の引き金だった。
あの頃、僕は製造業の現場で働いていました。第一線で、ものづくりを肌身で感じ同僚と共に毎日、切磋琢磨しながらどっぷりと浸かっていた。
でもある日突然、同僚たちが“全国に飛ばされていく”のを目の当たりにした。コロナによる業務縮小で、慣れ親しんだ仲間が次々と違う拠点へ異動させられた。しかも「しばらく戻ってこられないかもしれない」と言われて。
言葉にならない虚しさだった。
「自分も明日、そうなるかもしれない」明日は我が身の状態…。
当たり前だった日常が、一瞬で崩れ去る。そんな恐怖を体感した。
やりがいはあった、でも“選択肢がない”怖さ
だけど不思議なことに――僕は、会社に不満はなかった。
むしろやりがいがあった。仲間との連携で成果が出たときの達成感、現場の改善に取り組んで褒められたときの充実感。誇りもあった。
でも…
もしこの先、何かが起きて「今の仕事ができなくなる」としたら?
そのとき、自分には“選べる未来”があるのか――。
そう考えたとき、心の底から「怖い」と思った。
選択肢がないということ。それは、自分の人生を誰かに委ねて生きるということ。
だから決めた。何か、自分の手で生きていける力をつけようと。
僕がWeb制作を選んだ理由
数ある選択肢の中で、僕が選んだのが「Web制作」だった。
なぜか。
理由はシンプルだった。
ホームページって、企業の顔だと思ったから。
見た目で損している製造業の現場
特に製造業。真面目に、黙々と、いいものをつくっている会社ほど、発信が苦手。HPが古くて見づらい、スマホでは崩れてる、情報が何年も更新されていない……そんなケースばかり。
でもね、今の時代、求職者も取引先も“必ず”見に来る。
「どんな会社なのか」 「本当に信頼できるのか」 「働くイメージが持てるか」
答え合わせをしに来るんです。
そこで“放置されたままのHP”が出てきたら?
どんなに中身が良くても、それだけでマイナスイメージを持たれる。
応募が来ないのは、伝わっていないだけ
もったいなさすぎる。
実際に僕の知っている中小製造業の中には、求人を出しても「全然応募が来ない」と悩んでいる会社がたくさんある。
でも話を聞いてみると、HPは5年前のまま。採用情報も更新されていない。スマホで見づらい。そんな状態が多すぎる。
「うちに来てほしい人」には、何も届いていないのが現実だった。
それが悔しかった。
僕が提供する“診断型Web支援”
だから、作るだけじゃない“診断型のWeb改善”をやろうと決めた。
診断→改善点の可視化→採用力強化。
そうすれば、企業は「伝える力」を取り戻し、人は「ここで働きたい」と思えるようになる。
それができると信じて、少しずつ形にしてきた。
製造業のリアルを、誰よりも分かるから
僕は製造業出身。
だから現場の苦労も分かる。言葉にするのが苦手な人たちの気持ちも分かる。
でも、そんな人たちが作っているものは、本当に素晴らしい。
だからこそ――
その魅力を、発信しないまま埋もれさせたくない。
それが、このビジネスを始めた理由です。
伝える力で、技術を未来に残したい
日本のものづくりを、技術を、もっと正しく伝えたい。
そしてその魅力を、未来の仲間に“届くかたち”で届けたい。
それが、僕の本音であり、覚悟です。